【レア度2-R2】イタリア ジェノヴァ共和国 1483-88年 パオロ・フレゴーソ (第31代ドージェ) 1ダカット金貨 NGC-MS62
1483-88年発行
発行枚数不明
重量:3.48グラム
品位:98.6%金
NGC社鑑定枚数1枚、MS62は1枚でトップグレードです。
Gold Coin of the Worldでは
VF:2500ドル
EF:5000ドル
ジェノヴァ共和国
終身制(1339-1527年)
ジェノヴァ共和国は、ジェノヴァを中心にして1005年から1797年まで存在した都市領邦である。
ジェノヴァ共和国におけるドージェ(総督)は、終身制(1339-1527年)と2年制(1528-1797年)の時期に区別される。
シモン・ボッカネグラからアントニオット・アドルノまでの約200年間、終身雇用で選ばれたドージェは、
金貨の「ジェノヴィーノ」、銀貨の「グロッソ」、銅貨の「ミヌート」を造幣し、経済の繁栄の象徴となった。
1415年になって初めて、「ジェノヴィーノ」は、他のイタリアの造幣局の金貨に使われているような「ドゥカート(ダカット)」という名称を持つようになった。
パオロ・ディ・カンポ・フレゴーソ(1427-98年)
パオロ・ディ・カンポ・フレゴーソは、イタリアのカトリックの大司教で、ジェノヴァのドージェを3度務めた。
ドージェのバッティスタ・フレゴーソ(1380-1442年)の息子で、教皇ニコライ5世の説得により、パヴィアで教会学を学ぶことになった。
1448年、学業を終えた彼は、サヴォーナの大聖堂のカノンに任命され、1453年にはサヴォーナのシトー会サンタンドレア修道院の修道院長になった。
同年、26歳の若さで、現ドージェである兄ピエトロの要請により、ジェノヴァの大司教に任命された。
ピエトロは、1450年、従兄弟のロドヴィコの後を継いで初めてドージェになったが、理由は不明であった。
1458年、フランス王シャルル7世に降伏し、彼の支配は終わった。
枢機卿としての生活
1480年、ローマで枢機卿に任命された。
この年、フェルディナンド1世のナポリ艦隊とともにオトラントでトルコ軍と戦う遠征に教皇庁提督として参加した。
1483年、パオロ・ディ・カンポ・フレゴーソは3度目のジェノヴァのドージェに選ばれたが、今度は民衆の反乱により、1488年にジェノヴァを追われ、スフォルツァ家への服従が続いた。
その後、ピエモンテ、ヴェネト、ローマで亡命生活を送る。
1490年、サン・シストの枢機卿の称号を受け、1492年のコンクラーベに参加する。
晩年の1495年、ジェノヴァ大司教を辞任したが、翌年、再び同職に任命された。
またフランスのシャルル8世をジェノバから追放する闘いに参加した。
1483-88年発行
発行枚数不明
重量:3.48グラム
品位:98.6%金
NGC社鑑定枚数1枚、MS62は1枚でトップグレードです。
歴史あるイタリアの金貨です。
500年以上前の金貨とは思えないほど状態が良く、鑑定枚数も1枚と希少です。
Monete Italiane Regionali(1995-2018)でR2判定の金貨です。
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