デンマーク コペンハーゲン 1670-99年 クリスチャン5世 1ダカット金貨 NGC-AU58
発行枚数:不明
NGC社鑑定済み枚数1枚 AU58でトップ1グレードです
製造:コペンハーゲン造幣局
重量:3.41グラム
直径:21ミリ
品位:98.6%金
王笏を持ち、馬上に乗っているクリスチャン5世
クリスチャン5世のノルウェー訪問を記念して作られたと考えられている。
中央に刻まれているDG (Dei Gratia デイ・グラティア)は、ラテン語で「By the Grace of God(神の恵みによって)」を意味する。
特にキリスト教君主国で、君主の正式な称号の冒頭に用いられる。
クリスチャン5世 (デンマーク国王、ノルウェー国王)
在位:1670年2月19日 – 1699年8月25日
戴冠式:1671年6月7日
フレンスブルク城 礼拝堂
別号:オルデンブルク伯、シュレースヴィヒ公、ホルシュタイン公
出生:1646年4月15日
シュレースヴィヒ公国、フレンスブルク、ドゥブルク城(英語版)
死去:1699年8月25日(53歳没)
デンマーク=ノルウェー、コペンハーゲン
埋葬:デンマーク=ノルウェー、ロスキレ、ロスキレ大聖堂
配偶者:シャルロッテ・アマーリエ・フォン・ヘッセン=カッセル
家名:オルデンブルク家
王朝:オルデンブルク朝
父親:フレゼリク3世
母親:ゾフィー・アマーリエ・フォン・ブラウンシュヴァイク=カレンベルク
クリスチャン5世は、フレゼリク3世とゾフィー・アマーリエの長子としてシュレースヴィヒ公国のフレンスブルクで生まれました。
1667年にヘッセン=カッセル方伯の娘シャルロッテ・アマーリエと結婚し、1670年にデンマーク王となりました。
イギリス女王アンの王配ヨウエンは弟、ハノーファー選帝侯兼イギリス王ジョージ1世は母方の従弟にあたります。
クリスチャン5世は勇敢で親しみやすい人物として市民に支持されましたが、スコーネ戦争(1675~1679年)でスウェーデンからスコーネ地方を奪還することに失敗し、その評価は低下しました。
また、この戦争はデンマークの経済に深刻な打撃を与えました。
彼は貴族層の権力を抑えるため伯爵やバロンの爵位を新設し、一般市民を政府の役職に登用しました。
その代表例がペダー・シューマッハー(後のグリッフェンフェルト伯)です。
しかし、彼は1676年に失脚し、生涯を牢獄で過ごすことになります。
戦後、デンマークはフランスの圧力により占領地を返還せざるを得ず、不満が募りました。
一方、スウェーデンもフランスの影響を嫌い、両国はルンド条約を締結し、クリスチャン5世の妹ウルリカ・エレオノーラがスウェーデン王カール11世と結婚しました。
1683年にデンマーク初の法典「Danske Lov」を、1687年にノルウェー法「Norske Lov」を発布し、1688年には土地登記制度を導入するなど、国内改革を行いました。
1693年にはザクセン=ラウエンブルク公領を巡る紛争を解決し、その領有を認められます。
彼は学問には関心がありませんでしたが、天文学者オーレ・レーマーの活躍により、デンマークは科学の黄金時代を迎えました。
1699年、猟銃事故の後遺症により死去し、ロスキレ大聖堂に埋葬されました。
発行枚数:不明
NGC社鑑定済み枚数1枚 AU58でトップ1グレードです
製造:コペンハーゲン造幣局
重量:3.41グラム
直径:21ミリ
品位:98.6%金
非常に希少なデンマーク1ダカット金貨で、過去10年でオークションに出品された例はわずか2、3例しかありません(本品を含む)。
アンティークコインは希少性が価値の上昇に直結します。
近年のゴールド価格上昇も相まって、将来性が高い一枚といえるでしょう。
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