アンティークコイン オーストリア 1915年 フランツ・ヨーゼフ リストライク 100コロナ金貨 NGC MS63
額面:100コロナ
重量:33.8753g
直径:37mm
品位:金90.0%
鑑定:NGC MS63(同グレード45枚、トップ7グレード)
【歴史の最後を飾る「不死鳥」の輝き】
オーストリア帝国最後の大皇帝――フランツ・ヨーゼフ1世。
その晩年に鋳造されたこの100コロナ金貨は、単なる記念ではなく、帝国そのものの象徴です。
1915年銘のこのコインは、正規の発行年とは異なり、「リストライク(再鋳造)」として特別に仕上げられたものですが、その希少性と人気は本鋳造品に勝るとも劣りません。
なぜなら、発行当時のデザイン、荘厳なダブルイーグルの紋章、王冠と剣、そして側面に刻まれる「VNITIS VIRIBVS(団結は力なり)」のレタードエッジまで――
すべてが、帝国最後の輝きを封じ込めた一枚だからです。
フランツ・ヨーゼフ
フランツ・ヨーゼフ1世(ドイツ語: Franz Joseph I)
1830年8月18日 生まれ
1916年11月21日 死去
オーストリア帝国の皇帝(在位:1848年 – 1916年)
オーストリア=ハンガリー帝国の成立後はハンガリー国王を兼ねた(在位:1867年 – 1916年)
68年に及ぶ長い在位と、国民からの絶大な敬愛から、晩年はオーストリア帝国(オーストリア=ハンガリー帝国)の「国父」とも称された。
晩年は「不死鳥」とも呼ばれ、オーストリアの象徴的存在でもあった。
皇后は美貌で知られるエリーザベトである。
後継者となった最後の皇帝カール1世は統治期間が2年に満たなかったため、
しばしばオーストリア帝国の実質的な「最後の」皇帝と呼ばれる。
【本物の「資産」価値を持つコイン】
このコインには、投資対象としても大きな魅力があります。
まず、大型金貨という物理的な資産価値。
直径37mm
重量33.8753g(金含有率90%、金純分0.9802オンス)
これは、現代の1オンス金貨よりも圧倒的な存在感と重厚感を持ちます。
さらに、デザイン面でも人気が高いです。
帝冠を戴くフランツ・ヨーゼフの力強い肖像
伝統的なダブルイーグルの紋章
歴史的レタードエッジ(VNITIS VIRIBVS)
【「リストライクだから安い」=「チャンス」である】
本来、オリジナルの100コロナ金貨(1909年~1914年)には以下のようなオークションレコードがあります。
1909年:23,500ドル
1910年:45,825ドル
1913年:7,637ドル
1914年:28,200ドル
※いずれも米国ヘリテージオークション結果
つまり、オリジナルであれば数百万円単位が当たり前の市場価格。
しかし1915年リストライクは、デザインは完全に同一にもかかわらず、
まだ比較的リーズナブルに入手できる穴場となっています。
しかも今回は、ただの1915年ではありません。
NGC社鑑定による高グレードMS63
リストライクとはいえ、今後、「状態重視」のコレクターに狙われる可能性は高く、
非常にコスパの高いコインだといえます。
額面:100コロナ
重量:33.8753g
直径:37mm
品位:金90.0%
鑑定:NGC MS63(同グレード45枚、トップ7グレード)
フランツ・ヨーゼフ1世の帝国を象徴する歴史的芸術品。
そして、NGC鑑定MS63という高グレード。
地金の価値と人気のデザインを併せ持つ金貨です。
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