【ユーロ離脱で200兆円が消えた訳ではない。】
英国のユーロ離脱で200兆円が市場から消えたと言われていますが
実際には大きく違います。
チャートはドル円の月足
消えたのは、株式などの時価総額で、今回の下げ相場で数百兆円
儲けたファンドなどがあるからです。
ファンド、投資銀行、証券会社などは、相場が動くほど儲かります。
なるべく多く売買して欲しいと思っています。
今回の英国のEU離脱を見て思うのは、やっと本来の選挙制民主主義に
なったのだなと。
従来であれば、買収や不正な手まで使って選挙を支配していましたが、
人間の自由になりたいという力は、お金の不安すら吹き飛ばすのだと思いました。
選挙のゆくえは、移民問題が主で、人が増えたことによる失業や、病院などの
待ち時間のことが主力のようでした。
EUから抜けると経済的に大きな問題が生じると言われていましたが
それよりも、自国の問題は自国で解決したいという思いが強かったようです。
結局ドイツ中心のEUに反発したのが原因でしょう。
これから、英国はさらに分裂して、EUは力を失うでしょう。
通貨としてのユーロも力を失いそうです。
パナマ文章の公開から、本当に一握りの金持ちへの不満が生じており
アメリカが仕掛けた、自国タックスヘイブンへの資金流入。そしてドル基軸通貨としての
資金集めなどがもろにはまった気がします。
直近では、日本の参議院選挙がありますが、アベノミクスの株での
年金運用の損失の問題が選挙の争点になりそうです。
おそらく20兆円以上損を出しており、消費税増税分の3年分
国家予算の年間の22%にもあたる巨額です。
日本のお金を海外のファンドに取られたというのが
現実問題だと思います。
アベノミクスでの上げ相場で儲けた人も、段々と株が下がり
今回の件で、トータル損失になったのではないでしょうか?
株の下げは、これで終わらずさらなる下げがあると言われています。
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