ベルギー・トゥルネー アルベール&イサベル 2ソブリン・ドールND(1598-1621) AU58 PCGS
1598年~1621年発行
直径:36ミリ
重量:11.03g
統治者:アルブレヒト7世
NGC社鑑定済みは2枚です。
そのうちAU58は一枚でトップグレードです。
表面
玉座に王冠を被っているアルブレヒト7世と妻イサベルが描かれています。
表面拡大図
表面文字:ARBERT VSETELI ABET DEI GR ATIA ARCH IDVCE
裏面
裏面にはハプスブルグオランダの紋章が描かれています。
裏面拡大図
裏面文字:AVSTRA DVCES BVRG VNDIA ET DOM TORNA
オーストリア大公 アルブレヒト7世
アルブレヒト7世は神聖ローマ皇帝マクシミリアン2世とスペイン王女マリアの子であり、
家系はハウスブルク家と超名門です。
妻イサベルと結婚してからは共同でスペイン領オランダの君主を務めました。
↑はアルブレヒト7世と妻イサベル
1604年に敵対関係にあったイングランドとロンドン条約を締結後、スペイン領ネーデルラントは情勢が
安定し、アルブレヒト夫妻は芸術の後援者として有名となりました。
世界的画家として有名なピーテル・パウル・ルーベンスはブリュッセルにある
彼らの宮廷の専属画家でした。
↑はアントワープにある「キリスト昇架」
ルーベンスの代表的な作品の一つで十字架に架けられるキリストが描かれています。
魅力的なデザインと非常に重量感があるのが特徴的な金貨です。
鑑定済み枚数が少なく、トップグレードであることから非常に価値の高い一枚となっています。
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