グレートブリテン 1590-92年 エリザベス1世 1ソブリン(30シリング)金貨 NGC-MS62
グレートブリテン
統治者はエリザベス1世
1590-92年の 1ソブリン(30シリング) 金貨です。
この貨幣は、正式にはダブルノーブルと呼ばれるもので
30シリングと呼ばれ、ミントマークは通常手のマークが上に打たれています。
重量:15.30g
直径:42mm
品位:99.48%金
NGC社鑑定枚数1枚、MS62でトップグレードです。
玉座に座るエリザベス1世
+ELIZABETH D; G; ANG; FRA; ET. HIB; REGINA.
手のミントマークは、純金ソブリン金貨では最も稀少なものの一つです。
このミントマークは他の十字型やホタテ貝、三日月といったものと比べて圧倒的に少なく、初期型の百合のミントマークと同程度と言われています。
バラと盾の紋章
+A; DNO’ FACTV; EST. ISTVD.
ET. EST. MIRAB’ IN OCVL; NRS;
意味は聖書から
“This was the Lord’s doing and it is marvellous in our eyes”
『これは主がなされたことで、わたしたちの目には不思議に見える』
という意味です。
エリザベス1世の純金製ソブリンは、当時から非常に価値のある貨幣で、ウィリアム・シェイクスピアがいた時代の俳優の世界でも有名でした。
彼の時代には、女王が自ら公演に出席する際に栄誉を称えられるコインとして有名でした。
伝統的に、女王は劇作家とショーのスターに敬意を表し、その好意を称え、この金貨を贈呈していました。
その証拠に、サリー州モートレイクの紳士俳優オーガスティン・フィリップスの遺書には、このような記載があります。
「私の仲間であるウィリアム・シェイクスピアにXXXの金貨を贈与し、遺贈する。」
このような名誉ある硬貨は、非常に尊ばれ、受取人の生涯に渡って使われることはありませんでした。
基準価格(COINS OF ENGLAND)
F 8250ポンド
VF 27500ポンド
エリザベス1世(英: Elizabeth I)は、イングランドとアイルランドの女王(在位:1558年 – 1603年)。
テューダー朝第5代にして最後の君主。
在位 1558年11月17日 – 1603年3月24日
戴冠 1559年1月15日
別号 アイルランド女王
出生 1533年9月7日
イングランド王国、グリニッジ、プラセンティア宮殿
死去 1603年3月24日 69歳
イングランド王国、ロンドン、リッチモンド宮殿
埋葬 1603年4月28日
イングランド王国、ウェストミンスター寺院
王家 テューダー家
王朝 テューダー朝
父親 ヘンリー8世
母親 アン・ブーリン
テューダー朝イングランドの女王(在位1558年―1603年)。
ヘンリー8世と2番目の王妃アン・ブーリンの子。
異母姉メアリー1世の治世では王位継承権を奪われ苦難の日を送ったが,25歳で即位。
宗教面では中道政策を採り,国王至上法,礼拝統一法を発布して英国国教会を確立させ,カトリックとピューリタンの両者を抑圧した。
国際紛争にまきこまれることを極力避け,スペイン国王フェリペ2世の求婚を拒み,一生独身を通したが,オランダ,フランスの新教徒をひそかに援助し,1588年スペインの無敵艦隊の襲撃を退けて,国威を高めた。
内政面では,中産階級を積極的に登用し,困難な社会情勢に多くの立法をもって対処し,〈楽しきイングランド〉と謳歌された。
女王の死でテューダー朝は終わり,生涯のライバルであったメアリー・スチュアートの子のジェームズ(1世)が即位して,ステュアート朝となった。
重量:15.30g
直径:42mm
品位:99.48%金
NGC社鑑定枚数1枚、MS62でトップグレードです。
イギリスでも特に人気の高いエリザベス1世のソブリン金貨です。
最高グレードで約15グラムと重厚感があります。
数あるアンティークコインの中でも最高峰といえる代物です。
コメント