グレートブリテン 1721年 ジョージ1世 1ギニー金貨 NGC-AU53 Ellerby Area Hoard Collection
ロンドン造幣局
1721年発行
発行枚数不明
NGC社鑑定済み7枚、AU53は2枚でトップ2グレードです。
重量:8.37グラム
品位:91.67%金
表面:ジョージ1世の肖像
裏面:十字架
このコレクションには、1610年から1727年までの250枚以上の金貨が含まれています。
発見されたノースヨークシャー州エラービーの家は、かつてサラ・ファーンリーという女性が所有していたものと考えられており、サラは1745年に他界しています。
キッチンの改修工事中に再発見されたもので、18世紀初頭のものとされる陶器のカップに入っていました。
床下に3世紀もの間埋まっていたマグカップ
エラービー邸で見つかったコインに注目が集まる一方で、300年床下で眠っていた容器の方はどうでしょうか?
250枚以上ものコインが保管されていたこのマグカップは、何も特別なものではなく、労働者がビールを飲むために使われていたと考えられています。
しかし、一般的だった土器ではなく、鉄でコーティングされた石器で作られており、AR(Anna Regina)という消費税の刻印が押されていたことから、アン女王の治世である、1702年~1714年のものだと推測されました。
この刻印は1700年に施行された
“An Act for the ascertaining the Measures for retailing Ale and Beer” (エールとビールを販売するための措置を確認するための法律)に由来するもので、
宿主の主人が基準よりはるかに少ない量でビールやエールを販売することによって大衆を欺き、麦芽の消費を妨げたり、税収が少なくなることを防ぐためのものでした。
居酒屋やエールハウスで使用されたマグカップがコインの保有者の手に渡り、金を補完するための容器として選ばれ長い間キッチンの床下に埋まっていたのです。
COIN OF ENGLANDでは
VF 2,250ポンド
EF 7,000ポンド
基準価格は、更新されておらず、実際の相場価格を
大きく下回っています。
イギリス王:ジョージ1世
ハノーバー朝初代のイギリス王(在位1714~27)。
ドイツのハノーバー選帝侯エルンスト・アウグストの子で、母はイギリス王ジェームズ1世の孫ソフィア(ゾフィー)。
1698年父の後を継いでハノーバー選帝侯となり、ルイ14世のフランスと敵対して勇名をはせ、アン女王の死後イギリス国王に即位した。
即位翌年に起こったジャコバイトの反乱を抑えてスチュアート王家復活の野望をくじくとともに、従来よりハノーバー家の王位継承を積極的に支持していたホイッグ党の有力政治家を閣僚に任命して政治の安定化を図った。
英語とイギリスの事情に疎いがゆえに政務を放棄したとの通説は誇張にすぎ、実際には外交、軍事問題にはきわめて積極的で、閣僚との意志の疎通も円滑であった。
治世後半はウォルポール政権によって社会が大いに安定した。
在位 グレートブリテン王:1714-27年
ハノーファー選帝侯:1698-1727年
戴冠式 1714年10月20日(グレートブリテン王)
別号 ザクセン=ラウエンブルク公
アイルランド国王
全名 ジョージ・ルイス
(ドイツ語名:ゲオルク・ルートヴィヒ)
出生 1660年5月28日
(グレゴリオ暦6月7日)
神聖ローマ帝国
カレンベルク侯領、ハノーファー
死去 1727年6月11日(67歳没)
(グレゴリオ暦6月22日)
神聖ローマ帝国
ハノーファー選帝侯領、オスナブリュック、オスナブリュック宮殿
埋葬 1727年8月4日
神聖ローマ帝国
ハノーファー選帝侯領、ハノーファー、ライネ城、後にヘレンハウゼン宮殿
配偶者 ゾフィー・ドロテア・フォン・ツェレ
家名 ハノーヴァー家
王朝 ハノーヴァー朝
父親 ハノーファー選帝侯エルンスト・アウグスト
母親 ゾフィー・フォン・デア・プファルツ
宗教 ルター派
1721年発行
発行枚数不明
NGC社鑑定済み7枚、AU53は2枚でトップ2グレードです。
重量:8.37グラム
品位:91.67%金
最高に稀少な、1ギニー金貨
オークションには、ほぼ出て来ないので値上がり確定と
言えるコインでしょう。
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