アメリカ 1997年 1/10オンス 10ドル プラチナイーグル 箱付き
1997年発行
発行枚数不明
重量:3.112グラム
直径:16.50ミリ
品位:99.95% プラチナ
表面:自由の女神の肖像
裏面:アメリカの自由の象徴である鷹のデザイン
1.貴金属市場の歴史を象徴する「礎石」
1997年、米国造幣局(U.S. Mint)は、金・銀のイーグル貨の成功に続き、満を持して「アメリカン・プラチナ・イーグル貨」プログラムを始動させました 。
これは、カナダやオーストラリアといった世界の造幣局に対抗し、米国がプラチナ地金市場での存在感を確立するための国家戦略でした 。
このプログラム初年度に発行された1997年銘、10ドル額面(1/10オンス)のプラチナ・イーグル貨は、単なる貴金属地金ではなく、強固な貨幣学的プレミアムによってその価値が支えられる「コレクションの基盤」です 。
このコインの魅力は、その「三つの絶対的希少性」に集約されます。
これは、プラチナのスポット価格の変動を超越した、永続的な価値の上昇要因であり、ハイエンドな収集家や賢明な資産家にとって、見逃すことのできない投資機会を提供します。
2.「二つの希少性」によるプレミアムの固定化
1997年10ドル・プラチナ・イーグル貨は、プラチナの持つ本質的な稀少性に加え、以下の二つのユニークな要因によって、市場価値を恒久的に高めています。
【シリーズの「初年度発行」という記念碑的地位】
1997年銘は、アメリカン・プラチナ・イーグル貨が公式の米国プラチナ地金コインとして初めて世に送り出された記念すべき初年度発行(First Year of Issue)です 。
貴金属貨幣の世界では、シリーズの始祖となる初年度コインは、発売当初から高い需要を集め、歴史的プレミアムが長期にわたり持続する傾向があります 。
【「分数サイズ」の恒久的な製造中止】
プラチナ・イーグルシリーズは、当初1オンス、1/2オンス、1/4オンス、そしてこの1/10オンスの4つの分数サイズで発売されましたが、2008年をもって分数額面は全て製造が中止されました 。
以降、地金コインとして継続されているのは1オンス額面のみです。
この決定は、1997年から2008年までに発行された全ての分数コインの供給に恒久的な上限を設定しました 。
特に、1/10オンスは当初「最も人気があり、最も迅速に売れた額面」であったことが記録されており、製造中止のインパクトは絶大です 。
市場で入手可能な数量が固定されているため、需要が高まるほどに、この構造的な希少性が価格を押し上げます 。
1997年発行
発行枚数不明
重量:3.112グラム
直径:16.50ミリ
品位:99.95% プラチナ
最高に稀少な、プラチナ地金コイン
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