【The Eternal Collection】デンマーク 1758-VH年 フレデリク5世 12マルク金貨 NGC-MS63
1758年発行
造幣局:コペンハーゲン造幣局
NGC社鑑定済み2枚、MS63は1枚でトップグレードです。
重量:3.118グラム
直径:20.75ミリ
品位:87.7%金
表面:フレデリク5世の肖像

肖像においてフレデリク5世は右を向いており、その甲冑は極めて精緻に彫り込まれている。
ヘルメットには月桂樹の葉と豊かな羽根飾りが配されており、これは古典的な勝利の象徴であると同時に、国王の至高の地位を強調している。
また、首元にはデンマークの最高勲章である「エレファント勲章(Order of the Elephant)」のペンダントが確認できる。
この勲章は1460年代に起源を持ち、絶対王政下において国王との密接な絆を持つ少数の貴族のみに授与される、王権の神聖さと排他性を象徴する意匠である 。
周囲のラテン語銘文は以下の通りである。
FRIDERICVS • V • D • G • DAN • NOR • V • G • REX •.W.
これは「神の恩寵によるデンマーク、ノルウェー、ウェンド、ゴートの王、フレデリク5世」を意味する。
末尾の “W” は、著名な彫刻家ヨハン・ヘンリク・ヴォルフ(Johann Henrik Wolff)の手によるものであることを示唆しているが、この武装胸像のデザイン自体は、マグヌス・グスタフ・アルビエン(Magnus Gustavus Arbien)の影響も強く受けているとされる。

裏面:王冠

裏面(Reverse)の中央には、王冠が大きく配され、その下にローマ数字で額面を示す XII MARK(または XII M)と、発行年である 1758 が刻まれている。
王冠の上部には、フレデリク5世のスローガンである
PRUDENTIA ET CONSTANTIA(慎重さと不変性)が刻まれている。
このスローガンは、彼の平和主義的な外交政策と、安定した内政を象徴するものである。
1758年という年は、ヨーロッパ全土が七年戦争の戦火に包まれていた時期であり、この時期に敢えて「軍事的な武装姿」を表面に、そして「慎重さと不変性」を裏面に刻んだことは、対外的な抑止力と国内の平和維持という、君主としての二面的な決意を表明したものと解釈できる。
日付の下部には、ミントマスターであるペーター・ニコライ・フォン・ハーフェンのイニシャル V.H. が配されており、品質の保証を証明している。
Golad Coins of the World(9th edition)では
VF 3,000ポンド
EF 4,000ポンド
1.啓蒙専制君主フレデリク5世とデンマークの「開花時代」

1746年から1766年にかけてのデンマーク・ノルウェー連合王国の統治者であったフレデリク5世の治世は、北欧史において「開花時代(Den florissante tid)」として記憶されています。
この時代、デンマークはヨーロッパを席巻した七年戦争(1756–1763)において中立を維持し、その結果として商業、芸術、科学がかつてないほどの繁栄を享受しました。
フレデリク5世は啓蒙専制君主としての側面を持ち、コペンハーゲンの都市整備やデンマーク王立芸術アカデミーの設立など、文化振興に多大な貢献を果たしました。
この文化的な洗練は、同時代の貨幣鋳造技術や意匠の細密化にも直接的な影響を及ぼしました。
貨幣は単なる交換手段ではなく、絶対王政下における国王の権威を宣揚し、国家の経済的安定を象徴するためのメディアとしての役割を担っていました。
1758年に鋳造された12マーク金貨は、まさにその時代の経済的頂点と、国王が持つ軍事的・政治的象徴性を象徴する産物です。
1758年発行
造幣局:コペンハーゲン造幣局
NGC社鑑定済み2枚、MS63は1枚でトップグレードです。
重量:3.118グラム
直径:20.75ミリ
品位:87.7%金
最高に稀少な、12マルク金貨
オークションには、ほぼ出て来ないので値上がり確定と
言えるコインでしょう。
デンマークの金貨コレクションにおいて「極めて高い(High Rarity)」と評価されています。


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