アンティークコイン オーストリア 1564年 フェルディナント1世 1ダカット金貨 NGC-AU50
重量:3.50グラム
直径:21ミリ
品位:98.6%金
NGC社鑑定済み枚数4枚 AU50は1枚でトップ2グレードです。
神聖ローマ皇帝フェルディナント1世。

表面には、甲冑に身を包んだフェルディナント1世の立像が描かれている。
彼は右手に王笏(scepter)、左手に十字架の宝珠(globus cruciger)を保持しており、これらは世俗的権力と神から授かった守護者としての地位を示している。
銘文(Legend): FERDI D G EL RO IM S AV GE HV
全文: Ferdinandus Dei Gratia Electus Romanorum Imperator Semper Augustus Germaniae Hungariae
意味: フェルディナント、神の恵みによる、選ばれしローマ皇帝、常に尊厳なる者、ドイツおよびハンガリーの王。
この立像のデザインにおける重要な識別点は、碑文の「IMPERATOR」の「I」が、皇帝の足の間に配置されている点である。


裏面の中央には、カリンティア公国の盾形紋章が描かれ、その上部には王冠が配されている。
盾はビーズ状の円で囲まれ、その周囲にさらなる称号が刻まれている。
銘文(Legend): BO ZC REX IN HI ARCH AV E CAR ZC 1564
全文: Bohemiae Etc Rex Infans Hispaniarum Archidux Austriae Et Carinthiae Etc.
意味: ボヘミア等の王、スペインのインファンテ(王子)、オーストリアおよびカリンティアの大公、等、1564年。
「Infans Hispaniarum(スペインのインファンテ)」という称号は、フェルディナントがスペイン王家の血を引く王子であることを誇示するものであり、ハプスブルク家がいかに国際的な血縁関係を通じてヨーロッパ全域に影響力を及ぼしていたかを如実に物語っている。
また、裏面の最上部には発行年である「1564」が刻まれており、これが彼の治世の最終年であることを示している 。
・フェルディナント1世の統治と帝国貨幣政策の変遷
フェルディナント1世(1503–1564)は、兄である皇帝カール5世の影に隠れがちではあるものの、オーストリア・ハプスブルク家の実質的な基盤を築いた極めて重要な指導者である。
スペインで生まれ、祖父フェルナンド2世の宮廷で伝統的な教育を受けた彼は、1521年にオーストリア世襲領の統治を任された。
彼の統治期間は、オスマン帝国による東方からの脅威、宗教改革による内部の分裂、そしてボヘミアおよびハンガリーにおける支配権の確立という、三重の課題に直面していた。
貨幣政策の観点から見ると、フェルディナント1世の治世は、銀本位制の確立と金貨の国際標準化が並行して進んだ時代であった。
15世紀末にチロルのジギスムウント大公が創設した大型銀貨(グルディナー)の流れを汲み、シュリック伯がボヘミアのヨアヒムスタールで大量に発行したヨアヒムスタール・ターラーは、後に「ターラー」という名称の語源となり、世界的な基軸通貨としての地位を確立した。
しかし、国際的な大口決済や富の蓄蔵手段としては、依然としてゴールド・ダカットが至高の地位を占めていた。
フェルディナント1世は1531年にローマ王に選出され、1558年には兄カール5世の退位を受けて神聖ローマ皇帝として即位した。
1564年は彼の没年であり、この年に発行されたクラーゲンフルト・ダカットは、彼の波乱に満ちた統治を締めくくる最後の貨幣発行の一つとしての重みを持っている。
Gold Coins of the Worldでは
VF 900ドル
EF 2,000ドル
基準価格は、更新されておらず、実際の相場価格を
大きく下回っています。
重量:3.50グラム
直径:21ミリ
品位:98.6%金
NGC社鑑定済み枚数4枚 AU50は1枚でトップ2グレードです。
神聖ローマ皇帝フェルディナント1世。
ハプスブルク家、オーストリア皇帝は歴史的にも有名で人気が高いです。
コインの状態も非常によく、コレクションにはうってつけの一枚といえるでしょう。



コメント