グレートブリテン 1606-07年 ジェームズ1世 ゴールド・ユナイト金貨 PCGS-AU53

ゴールドコイン

グレートブリテン 1606-07年 ジェームズ1世 ゴールド・ユナイト金貨 PCGS-AU53

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1606-07年発行

発行枚数不明

 

 

 

 

 

 

 

 

PCGS社鑑定済み7枚、AU53は1枚でトップ4グレードです。

 

 

 

 

 

 

 

 

重量:9.79グラム

直径:37.0ミリ

品位:99.48%金


表面:ジェームズ1世の肖像


表面には、右を向いて王冠を戴き、鎧に身を包んだジェームズ1世の半身像が描かれている。

 

 

 

 

 

 

 

 

王冠のデザイン:2つのアーチを持つダブル・アーチ・クラウンを戴いている。

これは Tudor 朝以来のイングランド王の伝統的な形態を継承しつつ、ステュアート朝の独自性を強調している 。

 

 

 

 

 

 

 

 

鎧(アーマー):第3タイプまでの非常に装飾的な鎧に比べ、第4タイプではより平滑で実戦的なデザインの鎧が描かれる傾向にある。

これは、王が戦士としての王権よりも、法と秩序を司る主権者としての側面を強調し始めた時期であることを示唆している。

 

 

 

 

 

 

 

 

・レガリア(王権の標章):王は右手にリス(百合の紋章)の付いた王笏(セプター)を持ち、左手には十字架の付いた宝珠(オーブ)を保持している。

これらは神から授かった支配権の象徴である。

 

 

 

 

 

 

 

 

・内円とレジェンド:肖像はビーズ状の円(ビーズ・サークル)の内側に収められており、その外周に王の称号が刻まれている。

ミントマークである「エスカロップ」は、通常レジェンドの開始点である12時の位置に配置される。


裏面:王冠と盾の紋章


裏面には、精巧な装飾が施された正方形の盾(シールド)が配置され、その上に王冠が戴かれている。

 

 

 

 

 

 

 

 

この盾に描かれた紋章こそが、ジェームズ1世の政治的野望を最も雄弁に物語っている。

 

 

 

 

 

 

 

 

・紋章の分割(クォータリング):盾は4分割されており、第1および第4クォーターにはイングランドのライオンとフランスの百合(フル・ド・リス)が四分割で配置されている。

第2クォーターにはスコットランドの「ライオン・ランパント(立ち上がる獅子)」、第3クォーターにはアイルランドのハープが配置されている。

 

 

 

 

 

 

 

 

・逆説的なメッセージ:レジェンドには「FACIAM EOS IN GENTEM VNAM(私は彼らを一つの民にする)」と記されている。

これはエゼキエル書37章22節から引用されたもので、イングランドとスコットランドの恒久的な団結を宣言するものである。

 

 

 

 

 

 

 

 

・国王のサイファー:盾の両脇には「I R(Jacobus Rex)」のイニシャルが配され、この貨幣がジェームズ王の権威によって鋳造されたことを証明している。


基準価格

 

Coins of Englandでは

F              800ポンド

VF            2,500ポンド


ジェームズ1世

1.貨幣制度の転換とユナイト金貨の誕生

 

 

 

1604年、ジェームズ1世はそれまでのイングランドの最高額面金貨であったソブリン(Sovereign)に代わり、ユナイト(Unite)という名称の新しい20シリング金貨を導入した。

 

 

 

 

 

 

 

 

この名称自体が、イングランドとスコットランドの統合(Unity)を象徴しており、貨幣を国家宣伝のメディアとして利用するジェームズ1世の巧みな戦略が反映されている。


【王冠連合と「グレートブリテン」の称号】

 

 

 

ジェームズ1世が王位に就いた直後、彼は自身を単なる「イングランド、スコットランド、フランス、アイルランドの王」ではなく、「グレートブリテンの王(MAG BRIT)」と称することを強く望んだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

この称号は、貨幣の銘文(レジェンド)に即座に反映された。

 

 

 

 

 

 

 

 

1604年から1619年にかけて鋳造された「第2次貨幣(Second Coinage)」シリーズは、この統一のメッセージを広く国民に浸透させる役割を担った。

 

 

 

 

 

 

 

 

表面のレジェンドには、ラテン語で「IACOBVS D G MAG BRIT FRA ET HIB REX(神の恩寵によるグレートブリテン、フランス、アイルランドの王ジェームズ)」と刻まれ、中世以来のイングランド王の称号にスコットランドとの統合という新しい事実が書き加えられたのである 。


2.ジョン・E・セイラー・ジュニア・コレクション

 

 

 

本個体は「ジョン・E・セイラー・ジュニア・コレクション(John E. Sayler, Jr. Collection)」に由来する。

 

 

 

 

 

 

 

 

セイラー氏は、アメリカの熱心なコイン・コレクターであり、その収集範囲は古代ギリシャ・ローマから、ロシア、スウェーデン、イギリスなどのヨーロッパ諸国の貨幣、さらにはアメリカのメダルやトークン、紙幣まで広範に及んでいた。

 

 

 

 

 

 

 

 

彼のコレクションは、単に高価なものを集めるのではなく、歴史的意義や美的な保存状態を重視した「コンノサー(鑑定家)」的な視点によって構築されていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

例えば、彼のコレクションには、1842年のロシア・コペイカ銅貨のような一般的なコインから、1734年のスウェーデン・ダレル・プレート・マネー(板状の巨大な銅貨)のような希少品まで含まれており、それぞれの分野において高品質な個体が選ばれていた。


1606-07年発行

発行枚数不明

 

 

 

 

 

 

 

 

PCGS社鑑定済み7枚、AU53は1枚でトップ4グレードです。

 

 

 

 

 

 

 

 

重量:9.79グラム

直径:37.0ミリ

品位:99.48%金

 

 

 

 

 

 

 

 

非常に人気なゴールド・ユナイト金貨です。

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