グレートブリテン 1990年 エリザベス2世 エリザベス王太后生誕90周年記念 5ポンド金貨 NGC-PF70 UCAM
1990年発行(英国王立造幣局)
発行枚数:不明
NGC社鑑定済み150枚、PF70は51枚でトップグレードです。
重量:39.94グラム
直径:38.61ミリ
品位:91.67%金
表面:絡み合ったダブル「E」のモノグラム

表面は、著名な銀細工師であり彫刻家のレスリー・ダービンである。
中心には、二人の「エリザベス」(女王と王太后)の絆を象徴する、絡み合ったダブル「E」のモノグラム(サイファー)が配置されている。
このサイファーの上部にはインペリアル・クラウンが配され、左右をイングランドを象徴するバラ(ローズ)とスコットランドを象徴するアザミ(シスル)が囲んでいる。
このアザミの配置は、王太后のスコットランドの出自(ストラスモア・アンド・キングホーン伯爵家)に対する敬意の表れである。
周囲には「QUEEN ELIZABETH THE QUEEN MOTHER」の文字と、彼女の生年と発行年を示す「1900 ・ 1990」が刻まれている。

裏面:エリザベス2世女王の第3肖像

裏面には、1985年から1997年まで英国通貨に使用されたエリザベス2世の第3肖像が描かれている。
この肖像は、彫刻家ラファエル・デヴィッド・マクルーフによるもので、エリザベス2世がジョージ4世のステート・ディアデム(王冠)を戴いている姿を捉えている。
マクルーフの肖像は、それ以前の肖像よりも幾分「理想化」されており、女王の威厳と優雅さを強調していると評価されている。
首の切断面には、彼のイニシャルである「RDM」が刻まれている。
周囲の刻印はラテン語で「ELIZABETH II DEI GRATIA REGINA F D」であり、さらに額面である「FIVE POUNDS」が下部に配置されている。
これは「神の恩寵による女王、信仰の擁護者、エリザベス2世」を意味する。
1.歴史の転換点を刻む「最初の5ポンド・クラウン」
1990年は、英国貨幣史において特別な意味を持つ年です。
1816年の大改鋳以来、約170年間にわたり「クラウン貨」の額面は25ペンス(5シリング)として親しまれてきました。
しかし、1990年、ロイヤル・ミントはこの伝統的なクラウン貨の額面を「5ポンド」へと引き上げる決断を下しました。
この「再関税化」後、記念すべき最初の主題として選ばれたのが、英国民から「クイーン・マム」の愛称で親しまれたエリザベス王太后の90歳の誕生日でした。
本金貨は、新しい通貨体系の幕開けを象徴する「ファースト・イシュー」としての地位を確立しており、コレクターがシリーズを揃える上で欠かすことのできない「キー・デイト(重要銘柄)」となっています。
2.一世紀を駆け抜けた「国民の母」
エリザベス王太后(1900-2002)は、20世紀で最も愛された英国王室メンバーの一人です。
第二次世界大戦中のナチスによるロンドン空襲の際、バッキンガム宮殿に留まり国民と苦難を共にした彼女の姿は、不屈の精神(ブリティッシュ・レジリエンス)の象徴となりました。
1990年の生誕90周年は、まさに国を挙げた祝祭であり、本金貨はその熱狂と敬意を永遠に刻み込んだものです。
存命中の王族がコインの裏面に描かれることは、当時の英国では極めて異例の栄誉であり、彼女の存在がいかに特別であったかを物語っています。
投資の観点からも、このように「物語性」が豊かなコインは、将来にわたって高い流動性を維持し続ける傾向にあります。
1990年発行(英国王立造幣局)
発行枚数:不明
NGC社鑑定済み150枚、PF70は51枚でトップグレードです。
重量:39.94グラム
直径:38.61ミリ
品位:91.67%金
本金貨は、20世紀後半の英国貨幣史における「新しい通貨体系の幕開け」を具現化した象徴的資産です。
レスリー・ダービンとラファエル・マクルーフという二人の巨匠の魂が吹き込まれた意匠は、39.94gの黄金という圧倒的な質量とともに、所有者に比類なき満足感を提供します。
2,500枚という限られた発行枚数は、2026年の激動する経済環境において、単なる投資対象以上の「文化遺産」としての価値を確立しています。


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