アンティークコイン ハンガリー 1560-KB年 フェルディナント1世 1ダカット金貨 NGC-MS62

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アンティークコイン ハンガリー 1560-KB年 フェルディナント1世 1ダカット金貨 NGC-MS62

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

重量:3.55グラム

直径:21ミリ

品位:98.6%金

 

 

 

 

 

 

 

 

NGC社鑑定済みは3枚、MS62は2枚でトップ2グレードです。

 

 

 

 

 

 

 

 

フェルディナント1世(オーストリア大公、ハンガリーおよびボヘミア王)


裏面には、S LADISLAVS REX(聖ラースロー王)という銘文が刻まれている。

 

 

 

 

 

 

 

 

中央の図像には、11世紀のハンガリー王であり、同国で最も深く崇敬されている聖人の一人である聖ラースロー(László I)の全身像が描かれている。

 

 

 

 

 

 

 

 

彼は正面を向いて立ち、王冠を被り、キュイラス(胸当てなどの甲冑)を身に纏い、右手にはハルバード、左手にはグロブス・クルチゲル(十字架の付いた宝珠)を持っている。

 

 

 

 

 

 

 

 

聖人の人物像の両脇には、クレムニツァ造幣局を示す「K」と「B」の文字が配置されている。

 

 

 

 

 

 

 

 

聖ラースローは、ハンガリー国家の原型とも言える騎士道的な英雄であり、その卓越した武勇、王国の強固な統合、そしてキリスト教道徳への厳格な遵守で名高い。

 

 

 

 

 

 

 

 

ハルバードを手にした完全武装のラースローを金貨に描くことで、フェルディナント1世はハンガリー貴族の武断的な伝統に直接的に訴えかけていたのである。

 

 

 

 

 

 

 

 

これは事実上の武力結集の呼びかけであり、異教徒の侵略者(オスマン帝国)に対して国家を防衛しようとするハンガリー王の永遠の覚悟を象徴するものであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

聖母マリアと聖ラースローという、中世以来ハンガリーの金貨に登場し続けてきたモチーフの視覚的な連続性を提供することは、国のトラウマ的な分割にもかかわらず、ハプスブルク家の統治下における国家の安定性と永続性を民衆に再確認させるよう設計されていたのである。


表面には、中央のモチーフを取り囲むようにラテン語の銘文が刻まれている。

 

 

 

 

 

 

貨幣学者(特にMarkl)によって分類されているように、略語にはいくつかのバリエーションが存在するが、中心となるテキスト

(例:FER*D-G*R*EL*RO*IM*S*AV*GER*HV*BO*R)は、彼の君主としての称号の宣言である。

 

 

 

 

 

 

 

 

これは「神の恩寵によるフェルディナント、選ばれし神聖ローマ皇帝、常に尊厳なる者、ドイツ、ハンガリー、およびボヘミアの王」と翻訳される。

 

 

 

 

 

 

 

 

中央のモチーフには、三日月の上に正面を向いて座り、幼児イエス・キリストを抱く、王冠を被った聖母マリアが描かれている。

 

 

 

 

 

 

 

 

三日月の下には、小さな王冠を戴いた紋章が配置されるのが一般的である。

 

 

 

 

 

 

 

 

この描写は、単なる個人的な信仰心の表現ではない。

 

 

 

 

 

 

 

 

これは「パトロナ・フンガリエ(ハンガリーの守護者としての聖母)」という概念を呼び起こす、極めて重要な政治的声明である。

 

 

 

 

 

 

 

 

ハンガリーの国家的伝統によれば、初代ハンガリー王である聖イシュトヴァーン(聖ステファノ)は、死に際して自身の王冠と王国を聖母マリアに奉献したとされる。

 

 

 

 

 

 

 

 

スペイン生まれのハプスブルク家出身であるフェルディナント1世は、最高の権威を持つ金貨にこのパトロナ・フンガリエを配置することで、自身がハンガリーの古き王冠の正当な継承者であることをハンガリー国民に対して視覚的に主張したのである。

 

 

 

 

 

 

 

 

さらに、1560年代という歴史的文脈において、この深くカトリック的な図像は二重の目的を果たしていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

一つは帝国内に浸透しつつあったプロテスタントの勢力拡大に対する視覚的な防壁としての役割であり、もう一つはハンガリーの心臓部を占領していたイスラム教徒のオスマン帝国軍に対する、神聖な保護の祈願であった。


・フェルディナント1世の統治と帝国貨幣政策の変遷

 

 

 

フェルディナント1世(1503–1564)は、兄である皇帝カール5世の影に隠れがちではあるものの、オーストリア・ハプスブルク家の実質的な基盤を築いた極めて重要な指導者である。

 

 

 

 

 

 

 

 

スペインで生まれ、祖父フェルナンド2世の宮廷で伝統的な教育を受けた彼は、1521年にオーストリア世襲領の統治を任された。

 

 

 

 

 

 

 

 

彼の統治期間は、オスマン帝国による東方からの脅威、宗教改革による内部の分裂、そしてボヘミアおよびハンガリーにおける支配権の確立という、三重の課題に直面していた。


貨幣政策の観点から見ると、フェルディナント1世の治世は、銀本位制の確立と金貨の国際標準化が並行して進んだ時代であった。

 

 

 

 

 

 

 

 

15世紀末にチロルのジギスムウント大公が創設した大型銀貨(グルディナー)の流れを汲み、シュリック伯がボヘミアのヨアヒムスタールで大量に発行したヨアヒムスタール・ターラーは、後に「ターラー」という名称の語源となり、世界的な基軸通貨としての地位を確立した。

 

 

 

 

 

 

 

 

しかし、国際的な大口決済や富の蓄蔵手段としては、依然としてゴールド・ダカットが至高の地位を占めていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

フェルディナント1世は1531年にローマ王に選出され、1558年には兄カール5世の退位を受けて神聖ローマ皇帝として即位した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1564年は彼の没年であり、この年に発行されたクラーゲンフルト・ダカットは、彼の波乱に満ちた統治を締めくくる最後の貨幣発行の一つとしての重みを持っている。


重量:3.55グラム

直径:21ミリ

品位:98.6%金

 

 

 

 

 

 

 

 

NGC社鑑定済みは3枚、MS62は2枚でトップ2グレードです。

 

 

 

 

 

 

 

 

フェルディナント1世(オーストリア大公、ハンガリーおよびボヘミア王)

 

 

 

 

 

 

 

 

ハプスブルク家、オーストリア皇帝は歴史的にも有名で人気が高いです。

コインの状態も非常によく、コレクションにはうってつけの一枚といえるでしょう。

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