
裏面には、デヴィッド・ローレンスが設計したダイナミックなテューダー・ドラゴンの姿が描かれている。
主題:王朝のウェールズ系祖先を象徴する「テューダー・ドラゴン」が、力強い翼を広げたポーズで中央に配置されている。
保持する盾:ドラゴンは「ボーフォート・ポートカリス(落とし格子)」のバッジがあしらわれた盾をしっかりと保持している。
この紋章は、ヘンリー7世の母マーガレット・ボーフォートの血統、すなわちテューダー家の正当な継承権を象徴している。
碑文:周囲には「TUDOR DRAGON · 1oz · FINE GOLD · 999.9 · 2024」というスペック情報が刻印されている。
仕上げ:ウルトラカメオ(ULTRA CAMEO)の特性により、ドラゴンの鱗の一枚一枚やポートカリスの細かな鎖が、深い鏡面の背景から立体的に浮かび上がるように見え、芸術性を極限まで高めている。

表面:国王チャールズ3世の肖像

コインの表面には、彫刻家マーティン・ジェニングスによる国王チャールズ3世の「公式無冠肖像」が描かれている。
肖像の向き:英国の伝統に従い、先代のエリザベス2世(右向き)とは反対の「左向き」で描かれている。
碑文:周囲には「CHARLES III · D · G · REX · F · D · 100 POUNDS · 2024」というラテン語の碑文が刻まれている。
これは「神の恩寵による国王、信仰の守護者チャールズ3世」および額面を意味する。
サイン:肖像の首の切り口(トランケーション)付近には、デザイナーのイニシャルである「MJ」が刻まれている。
視覚的特徴:最高鑑定品(PF 70)である本個体は、背景の鏡面仕上げと肖像部分のつや消し(フロスト)加工が完璧なコントラストを成している。
・テューダー・ドラゴンの歴史的背景
テューダー・ドラゴンは、モート橋の左側(向かって右側、すなわち「デクステル」側)に位置し、勇気と武勇の象徴として宮殿の門を守護する役割を担っている。
このドラゴンは単なる空想上の生物ではなく、テューダー家のウェールズ系祖先を象徴する重要なエンブレムである。
ヘンリー8世の高祖父であるオーウェン・テューダーは、7世紀のグウィネズ王カドワラドルにまで遡る血統を主張し、自らの象徴としてドラゴンを採用した。
1485年のボズワースの戦いで勝利し、テューダー王朝を創設したヘンリー7世は、白と緑の背景に赤いドラゴンを配した旗を掲げてセント・ポール大聖堂に入城したと伝えられている。
このように、テューダー家にとってドラゴンは、王朝の起源とウェールズとの深いつながりを示す政治的・文化的なアイデンティティそのものであった。
2024年銘の金貨に描かれたテューダー・ドラゴンは、ボーフォート家のバッジがあしらわれた盾を保持している。
このバッジには、鎖でつながれたボーフォート・ポートカリス(落とし格子)が描かれており、これはヘンリー7世の母であり、テューダー王朝の女家長とされるマーガレット・ボーフォートの血統を示している。
ポートカリスは今日でも英国議会のシンボルとして広く知られているが、元来はランカスター家の有力な支持者であったボーフォート家の不落の守護を象徴するものであった。
発行枚数:260枚
NGC鑑定枚数11枚、PF70は8枚でトップグレードです。
重量:31.21g
直径:32.69mm
品位:99.99%金



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