オーストリア 1701年銘(1953年鋳造)レオポルト1世没後記念 4デュカット金貨 NGC-MS62

ゴールドコイン

オーストリア 1701年銘(1953年鋳造)レオポルト1世没後記念 4デュカット金貨 NGC-MS62

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

発行枚数:推定200~250枚 (ハル・イン・チロル造幣局発行 )

4デュカット金貨

 

 

 

 

直径:42.00ミリ

重量:28.28g – 28.72g

品位:金 98.00%

 

 

 

 

NGC社鑑定枚数1枚、MS62でトップグレードです


表面:右を向いたレオポルト1世の老年の肖像


表面には、右を向いたレオポルト1世の老年の肖像が描かれている。

 

 

 

 

 

 

 

 

彼は月桂冠を戴き、精緻な装甲とドレープ(衣)を纏っている。

 

 

 

 

 

 

 

 

大きなウィッグ(アロンジュ・ペリュケ)は、当時の宮廷における権威の象徴であった。

 

 

 

 

 

 

 

 

肖像を取り囲む銘文は以下の通りである。

 

 

 

 

 

 

 

 

LEOPOLDVS · D: G: ROM: IMP: SE: A: G: H: B: REX ·

これはラテン語の略称であり、正式には「Leopoldus, Dei Gratia, Romanorum Imperator, Semper Augustus, Germaniae, Hungariae, Bohemiae Rex」と展開される。

 

 

 

 

 

 

 

 

日本語訳すると、「神の慈悲によるレオポルト、ローマ皇帝、常に尊厳ある者、ドイツ、ハンガリー、およびボヘミアの王」となる。

 

 

 

 

 

 

 

 

1953年復刻貨の独自の特徴として、肖像の周囲のフィールド部分に AD MCMLIII(主紀元1953年)という年号が、ローマ数字で刻まれていることが挙げられる。

 

 

 

 

 

 

 

 

この追加刻印により、貨幣学的な透明性が保たれ、オリジナルの18世紀鋳造品との混同を避ける仕組みとなっている。


裏面:ハプスブルク帝国の国章


裏面には、ハプスブルク帝国の国章である、王冠を戴いた壮麗な紋章が描かれている。

 

 

 

 

 

 

 

 

この紋章は「金羊毛騎士団(Order of the Golden Fleece)」の鎖によって囲まれており、ハプスブルク家がカトリック世界の守護者であることを象徴している。

 

 

 

 

 

 

 

 

裏面の銘文は以下の通りである。ARCHID: AVST: DVX: BV: COM: TYR:

これは「Archidux Austriae, Dux Burgundiae, Comes Tyrolis」の略であり、「オーストリア大公、ブルゴーニュ公、チロル伯」を意味する。

 

 

 

 

 

 

 

 

特に「チロル伯(Comes Tyrolis)」の称号は、この貨幣がハル造幣局(チロル地方)で鋳造されたこととの深い結びつきを示している。

 

 

 

 

 

 

 

 

また、裏面のデザイン下部には .980 という純度の表示が刻まれており、これが20世紀の地金型コインとしての規格に従っていることを証明している。


・リストライク(復刻)の定義

 

 

 

通常、リストライクとは、オリジナルのダイス(金型)またはそれを忠実に再現したダイスを用いて、オリジナルの発行当局(またはその後継機関)が後年になって鋳造したものを指す。

 

 

 

 

 

 

 

 

オーストリア造幣局による1915年銘デュカットはその代表例であり、これらは現在でも公式な地金型金貨として流通している。

 

 

 

 

 

 

 

 

しかし、1953年のレオポルト4デュカットは、オリジナルの1701年貨が「銀貨」であったのに対し、これを「金」で鋳造しているという点で、厳密には「オフメタル(異種金属打ち)」の性質を持っている。

 

 

 

 

 

 

 

 

また、独自の現代年号(MCMLIII)が刻まれていることから、単なる復刻というよりは、歴史的デザインを流用した「記念金メダル」あるいは「貨幣型コレクターズアイテム」としての色彩が濃い。


・バロックの象徴と20世紀の回顧的造幣術

 

 

 

ハプスブルク君主国の歴史において、レオポルト1世(在位:1658年 – 1705年)の治世は、対オスマン帝国戦争の勝利とバロック文化の開花という、帝国のアイデンティティを決定づける時代であった。

 

 

 

 

 

 

 

 

1701年という年号は、スペイン継承戦争の勃発という政治的激動期にあたり、当時の貨幣は単なる交換手段を超え、皇帝の権威を宣揚するための政治的プロパガンダとしての役割を強く担っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

1953年、オーストリアのハル・イン・チロル(Hall in Tirol)造幣局において、この1701年銘のターラー銀貨のデザインを転用した金貨が鋳造された。

 

 

 

 

 

 

 

 

これはハル市が1303年に都市権を得てから650周年を迎えたことを祝う記念事業の一環であり、単なる復刻(Restrike)を超えた、芸術的再解釈としての側面を有している。

 

 

 

 

 

 

 

 

本貨は、オリジナルの銀貨デザインを40mmという大口径の金貨に落とし込むことで、当時のバロック様式の細部を現代の技術で鮮明に再現しており、その視覚的訴求力は他の金貨の追随を許さない。


発行枚数:推定200~250枚 (ハル・イン・チロル造幣局発行 )

4デュカット金貨

 

 

 

 

直径:42.00ミリ

重量:28.28g – 28.72g

品位:金 98.00%

 

 

 

 

NGC社鑑定枚数1枚、MS62でトップグレードです

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