アンティークコイン 1751年 オーストリア領ネーデルラント・アントワープ マリアテレジア 1スヴラン金貨 NGC-AU58
発行枚数不明枚
NGC社鑑定枚数7枚、A58は3枚でトップ2グレードです。
直径:22ミリ
重量:約5.5グラム
品位:91.9%金
表面
右向きのマリアテレジアの肖像
・マリア・テレジアの権威と貨幣発行の政治的意義
マリア・テレジアの統治において、貨幣は彼女の正当性を主張するための最も効果的な広報手段の一つであった。
1751年発行の1ソヴリン金貨の表面には、彼女の肖像とともに、ラテン語で「MAR · TH · D · G · R · IMP. G · HUN · BOH · R ·」という称号が刻まれている。
これは「神の恩寵によるローマ帝国の皇妃、ドイツ、ハンガリーおよびボヘミアの女王、マリア・テレジア」を意味する。
女性として帝国の頂点に立つことへの反発を抑え、自らの権威を神聖化するために、肖像のデザインや称号の選択には細心の注意が払われた。
肖像は威厳に満ちた右向きの胸像であり、しばしばデコルテ(襟ぐりの開いたドレス)のスタイルで描かれている。
これは、単なる君主としての強さだけでなく、ハプスブルク家の血統の継続性を示す象徴的な表現でもあった。
また、彼女の息子であるヨーゼフ2世との共同統治や、後の皇帝フランツ1世との関係性も、貨幣の発行を通じて調整されていた。
裏面

ハプスブルク家の複合紋章
・1751年ソヴリン金貨の意匠と紋章学
1751年発行の金貨の裏面には、ハプスブルク家の所有する多様な領土を象徴する複合紋章が描かれている。
中央の盾(エスカッシャン)は、オーストリア、ブルゴーニュなどの紋章を組み合わせており、その背後には聖アンドレの十字(ブルゴーニュ十字)が配置されている。
この十字は、結び目のある枝を交差させた形をしており、ハプスブルク家がブルゴーニュ公国の正当な後継者であることを示す伝統的な意匠である。
周囲の銘文「ARCH AUS · DUX · BURG · BRAB · C · FL · 1751」は、マリア・テレジアの領主としての地位を詳述している。
・ARCH AUS: オーストリア大公妃 (Archiducisa Austriae)
・DUX BURG BRAB: ブルゴーニュおよびブラバント公妃 (Ducisa Burgundiae Brabantiaeque)
・C FL: フランドル女伯 (Comitisa Flandriae)
これらの称号を一つにまとめ、王冠を戴く盾によって表現することは、地理的に分散した領土が一人の君主の下で統合されていることを視覚的に証明するものであった。
特にネーデルラントにおいて「ブラバント公」や「フランドル伯」の称号を明示することは、現地の伝統的な自治権を認めつつ、その頂点にハプスブルク家が位置することを確認する重要な意味を持っていた。
基準価格(GOLD COINS of the WORLD)
VF 750ドル
EF 1250ドル
NGC社
基準価格 VF1,563ドル

↑は少女時代のマリアテレジア
出生 1717年5月13日
神聖ローマ帝国
オーストリア大公国、ウィーン
死去 1780年11月29日(63歳没)
神聖ローマ帝国
オーストリア大公国、ウィーン
埋葬 オーストリア、ウィーン、カプツィーナー納骨堂
配偶者 フランツ1世
家名 ハプスブルク家
父親 ローマ皇帝カール6世
母親 エリーザベト・クリスティーネ・フォン・ブラウンシュヴァイク=ヴォルフェンビュッテル
宗教 キリスト教 カトリック教会
啓蒙思想の影響を受けながら絶対主義の君主でもあろうとした啓蒙専制君主の代表的人物でした。
その政策と思想はヨーゼフ主義と呼ばれ、その急進的改革ゆえ「民衆王」「皇帝革命家」「人民皇帝」などのあだ名があります。
発行枚数不明枚
NGC社鑑定枚数7枚、A58は3枚でトップ2グレードです。
直径:22ミリ
重量:約5.5グラム
品位:91.9%金
名家中の名家出身
人気のあるオーストリアの金貨であり、非常に良い状態で保たれています。
ハプスブルグ家の王様は世界的に有名なので魅力的な金貨であること間違いなしです。


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